入会金を頂かないワケ

どんな習い事でも「入会金」を取る教室が殆どです。

もちろん、それぞれ理由はあるかと思いますが、本当に必要でしょうか?

「朝三暮四」という言葉がありますが、身近な事で例えると、スマホの料金が毎月2,980円必要だとします。これを990円にします。と言われると、「これは安い!」と思うのですが、数か月後にはあれやこれやで結局3,000円を超えていたりします。物事を決める時の心理として、「今なら安い」とか、通常いただく入会金が今なら半額!とか。これにより「安い」「お得」と考えてしまいますが、実際には後々想定以上に支払っています。ピアノ教室でよくお聞きするのは、入会後にレッスンバッグを買わされたり、本を扱う楽器店系列の教室では必要以上に毎月大量の教材を買わされたりすることがあるようで、他の教室から移って来られる生徒様が持ち込む本の多さにビックリします。宿題が多くてそれを苦にお辞めになる生徒様が非常に多いのが現状です。

もちろん、ピアノもあれこれ理由をつけて電子ピアノではなくアップライトやグランドピアノを勧めてきます。

大きな教室を維持するにはそれなりの経費がかかるのは当たり前です。一体どうやって捻出するか。それは生徒様の支払う様々なお金からです。当たり前のように電気代や教室使用料を月謝に上乗せする教室もありますが、これは経費として教室側がやりくりすべきもので、生徒様に支払わせる姿勢には疑問を感じます。

我々は講師の自宅教室や建物の一部を間借りしたりして、極力経費をかけない努力をしています。どうやって利益をあげようか。と考えるより、どうやってこの曲を楽しく弾けるように教えようか。を考えたい。そんな先生方の集まりがクラングファルベです。